領域紹介

がん患者の倫理・社会的問題に対する支援者養成コース

概要

厚生労働省「がん診療連携拠点病院等の整備について」において、「臨床倫理的、社会的な問題を解決するための、具体的な事例に則した患者支援の充実や多職種間の連携強化を目的とした院内全体の多職種によるカンファレンス」が求められています。がんの医療・ケアに関わる倫理的、社会的問題に対する支援者を育成するためのコースです。

履修の目的

がん拠点病院や地域の中核的病院や医療・ケアチームの一員として、倫理的、社会的問題を解決するためのコンサルテーションや多職種協働の中核を担う人物を養成。

対象者

医学研究科(修士課程)大学院生である医師、歯科医師、看護師、薬剤師、社会福祉士、遺伝カウンセラー等

特色

東海大学医学部付属病院において、臨床倫理支援、ソーシャル・ワーキング、患者・家族支援の実務を担当している専門職が直接指導にあたり、がんの医療・ケアに関わる倫理的、社会的問題について学び、臨床倫理コンサルタントとして必要なコンピテンシーを獲得します。また、臨床倫理コンサルタントとして臨床倫理支援を実践できるだけでなく、患者・家族支援や社会的資源の活用を通じた実際の問題解決を促進できる技能を身につけることができます。

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がんゲノム/遺伝看護の高度実践者養成コース

概要

がんゲノム医療が均てん化、普及啓発のフェーズに入っており、専門看護師の養成が強く望まれています。本コースを受講することで、本学の看護学専攻(修士課程)修了に加え、遺伝看護専門看護師の受験資格を取得することができます。

履修の目的

がん分野をサブスペシャリティとする遺伝看護専門看護師(または資格取得を目指す人材)として、がん患者や家族に対する高度実践、コンサルテーション、コーディネーションに携わり、がんと遺伝看護の横断的研究及び教育を担います。活動フィールドは、一次医療から三次医療までの病院の他、地域行政、高等教育機関なども視野に入れています。

対象者

医学研究科(修士課程)大学院生である看護職

特徴的な取り組み

東海大学大学院医学研究科及び東海大学医学部付属病院において、遺伝/ゲノム医療及び看護分野の研究・教育経験をもつ医師、看護師、保健師の有資格者が直接指導にあたり、時代とともに変化するがんゲノム医療・家族性遺伝性腫瘍への看護実践と、その底流にある普遍的な遺伝看護の学術的理解をサポートします。また、複雑な倫理的課題をもつ事例へのかかわりを通して、効率的に対象や医療上の課題を把握し、課題解決の役割モデルを経験し得る学修環境を提供します。

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